ハンピの次の目的地は「Uruli Kanchan(ウルリ・カンチャン)」。
ここには「ナチュロパシーアシュラム」があって、それに行ってみようかなと思いまして。
「ナチュロパシー」とは「自然療法」。自然のものを摂取し、人間の本来持っている治癒力のみを使って体の悪い部分を治そうという治療法です。不眠症や生理不順等いろいろなものに効果があるそう。病院のようなもので専用のドクターに診察を受けてから、その人によって食べるものを制限されますが、基本的に自然のもの(果物や野菜)しか摂取できません。よってダイエット効果もあるので、むしろそのために通う人が多いようです。
場所によっては入院することも可能で、しかも元々インド人用の施設なので、入院費も安い。
このウルリ・カンチャンにある「Nisargopchar Ashram」はHPを見ると1泊110ルピー(約200円)と激安。予約が必要とのことだったのですが、まぁとりあえず予約無しで行ってみました。
https://nisargopcharashram.org/
夕方ローカルバスでハンピを出て、翌朝ウルリ・カンチャン近くのプネーに到着予定だったのですが、これがまた色々大変だった・・・(TдT )
長くなるので箇条書きにしてみました。
①宿のオーナーがプネーへの直通ローカルバスは17時発だと言っていたので、バスターミナルに30分前に到着すると、正しくは16時発ということが判明し乗り遅れる。とりあえずバスに乗って「Sholapur」という町で乗り換えることに。17:40発。
②深夜1時。車内の騒がしさで起きるとバスが路肩で停車している。「Sholapur」の手前でトラック事故が発生したらしい。道が通れなくなったため、バスは大回りしてプネーへ向かう。
③全く謎のバスターミナルで降ろされ、そこから更に乗り換えウルリ・カンチャンへ。
④9:30。ようやくウルリ・カンチャン到着。
⑤ナチュロパシーアシュラムへ行くも、予約無しだと緊急枠で入れるものの、プラス2500ルピー(約4500円)と言われ、更に外国人は1泊900ルピー(1620円)以上の部屋にしか泊まれないと言われ、断念。
⑥その足でバスを乗り継ぎ、プネーからアウランガーバードへ。バスで約5時間。18:10着。
どの道アウランガーバードへはプネー乗り換えだったものの、普通に乗り換えるよりもはるかに無駄な時間とお金を使ってしまった(;´Д`)
ホントにただただ遠回りしたって感じ・・・。
STEEL BALL RUN
まぁ人生においては遠回りも近道になることもありますが。
今回ばかりはただただ遠回りだったなぁ~(;´∀`)
↓一応写真「Nisargopchar Ashram」
中は緑いっぱいでかなり広い。受付カウンターでは沢山のインド人女性が手続きをしていた。
とりあえずゴネて上の人に交代してくれたものの、先程の「緊急枠」提案。1泊とかなら出来ると言われたけど、1,500ルピーと言われすごすごと門を出る。
↓ウルリ・カンチャンの町
ウルリ・カンチャンはこのアシュラムがあるせいか、フルーツ屋やフルーツジュース屋さんが多く、ごちゃごちゃはしてるもののこじんまりとしたいい町だった。ベジタリアンが集まるせいかムスリムの人を多く見かけた。
ここで休憩がてらに飲んだラッシーがすごく美味しかったのがせめてもの救い。
気候も涼しく、宿があれば数泊したかったけど、宿は無し。プネーまで行けば宿はあるけど、ここの宿は高いので、結局そのまま次の目的地の「アウランガーバード」へ行くことに。
プネーでバスを待っている時に通りかかった謎の人↓
ドラクエに出てきそうなくらいキャラが濃い。何かグルとか偉い人なのかなぁ?
アウランガーバードへは「エローラ、アジャンター遺跡」へ行くために来たけど、ちょっとだけ観光地もある。
タージ・マハルをモデルにしたと言われる廟(お墓)へ。
この門の下にあった窯焼きクッキー屋さん。
家族経営のアットホームな感じ。
1枚5ルピー。ジンジャー?スパイス?入りで素朴な味。チャイとよく合って1枚でも結構食べごたえがある。朝ご飯用にと5枚買ったらなぜかおまけでもう1枚くれた♪
途中出会った子供。
「ビービー・カ・マクバラー(Bibi-Ka-Maqbara)」
入場料:200ルピー(約360円)
本家のタージ・マハルに行っていないせいか、「えー!結構凄いやん!」と驚いてしまった。
ムーンキャッスル!( ゚∀゚)o彡°
ムーンキャッスル!( ゚∀゚)o彡°
美少女戦士セーラームーン
フォトフォト攻撃された家族。
墓標まわりとドームの部分は大理石を使っているとのこと。
中はお金が投げ込まれている。
宿に戻る前に旧市街の活気のあるバザールへも。
日用品から服、果物野菜、スパイス、何でもある。
ムスリム居住区があるのか、イスラム教徒女性専用の服屋さんも沢山並ぶ。
さとうきびジュース屋さん。
1杯10ルピー(約18円)
インドの暑い地域どこにでもある。右の機械でさとうきびをその場で絞る。見た目の色は緑がかっていてアレだけど、味は甘くて美味しい。ライムを絞って入れてくれるところも。(大体5ルピー~10ルピー)
宿併設レストランで食べた目下お気に入りの料理「パニール・マンチュライン」。
パニール=カッテージチーズのようなもの。
この「マンチュライン」というのは大体野菜を刻んで固めて揚げたものが多いんだけど、パニール仕様は初めて。味は店によって違うものの、ここはかなり中華テイスト寄りで美味しかった♪麻婆豆腐的な。パニール自体に味はそんなに無いから、豆腐と思えなくもない。
(※現にブッダ・ガヤーでひろしさんが出してくれた、味噌汁に入ったパニールを私は完全に木綿豆腐だと思っていた。私の舌なんてそんなものw;→記事)
アウランガーバード出る最終日にも食べたけど、作る人によって変わるのか様子がかなり違うかった。
何かソースにどっぷり浸かっている。
でも味はほぼ同じ。味濃いけどご飯が進む~♪
インドの観光客用レストランでご飯を注文すると、必ず2人分くらいの量で出てくるので毎回半分にして値段も半額で注文するのですが、これを頼む時は2人分のご飯でも食べれたかも。
ただこの宿は1泊450ルピー(約810円)とべらぼうに高かったので、翌日別の宿に移動。インドでは「高くても1泊400ルピーまで」と決めていたけど、この周辺のホテルは全て満室で着いたのも夕方だったので仕方無かった・・・;
ハンピからアウランガーバードへの行き方(バス)
①Hampi(ハンピ)15:20~Hospet(ホスペット)16:10
バス 約40分 16ルピー(約30円)
※本数は時間帯による。この時間は30分に1本と現地人は言っていた。来る時は30分で13ルピーだったんだけど値段の違いが謎。
②ホスペット~Pune(プネー)
直通バスは16時発。乗れなかったので値段不明。プライベートバスは客引きが640ルピーって言っていたと思う。
※ホスペットからアウランガーバードへの直通バスはローカルバス、プライベートバス共に無い。
③プネー駅~プネー「Shirajinagar」バスターミナル
トゥクトゥク 約10分 50ルピー(メーター)
※プネーのトゥクトゥクはメーターを使ってくれる。駅周辺にはメーターを使わず交渉してくる輩もいるけど無視。ちなみに言い値は120~80ルピーだった。完全にメーターの方が得。換算表など無く、メーターに表示される金額そのまま払えばOK。
④プネー 13:30発~Aurangabad(アウランガーバード)18:40着
バス 約5時間10分 341ルピー(約615円)
※ローカルバスだけど、ちょっといいシートだった。
アウランガーバードの安宿
バス停を出て大通りから細道に入った道(MAPS.MEで「Tanisha Lodge」がある通り)に1泊150~200ルピーくらいの安宿は沢山あるものの、どこも満室。地球の歩き方に載っている宿も下記の宿以外は満室だった。
●Hotel Kartiki(カールティキー)
行き方:バススタンドから徒歩5分。MAPS.MEで検索可能。
シングル:450ルピー(約810円)
シャワー・トイレ付き。が、シャワーでは無く水おけ。お湯は朝6時~10時の間使える。バスタオル、蚊取り(ベープみたいなの)付き。
WIFI:1日100ルピー
チェックアウト:24時間制
その他:今までで一番高い金額払ってコレか・・・的な宿。綺麗ではない。ただ下のレストランは高いものの、「パニールマンチュライン」は美味しかった。ビールも冷えている。
(2016.4.25~1泊)
●Youth Hostel(ユースホステル)
行き方:バスターミナル前の大通りを駅方向へ徒歩約15分。MAPS.MEで「Baba Petrol Pump(ガソリンスタンド)」のある交差点を渡って左手。少し奥まった場所にあって、通り沿いに看板などが無いので分かりにくい。
シングル:200ルピー(約360円)
共同水シャワー
男女別ドミトリー:150ルピー(約270円)
WIFI:無し
その他:何かあったのか?バスターミナル付近の宿があれだけ満室にも関わらず全く客がいなかった。駅とバスターミナルの間という中途半端な位置だから?ドミもガラガラすぎて怖いくらい。セキュリティーBOXも無くちょっと怪しい雰囲気を感じたのでシングルに。チェックイン前に蚊帳を借りたけど、穴が開いているので結局蚊帳を使わない方が蚊に刺されなかった;
「チェックアウト後に荷物は預かりません」と書いていたけど、値段交渉時に頼んだので普通にカギ付きの汚いクロークで預かってくれた。
(2016.4.26~2泊)
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